観賞魚の種類について、やさしく解説しています。お気に入りの種類を見つけるのに役立つ内容です。
観賞魚は大きく分けて、淡水魚と海水魚に分けられます。さらにそれぞれ、寒帯性、温帯性、熱帯性、というように分けられます。
飼育の難しさは種類ごとに全く違いますが、この大きな区分けも、ある程度は難しさの目安となります。
一般的には淡水魚よりも海水魚の方が飼育が難しい傾向にあります。
これは観賞魚の飼育において必ず発生するアンモニアや亜硝酸塩という強い毒性を持つ物質に対して、淡水魚は相当な耐性があります。
ところが特に外洋性の海水魚は、例え淡水魚が何ともないような濃度でも即死してしまうほど弱いのです。
また、温帯性や熱帯性の観賞魚は温度の管理も楽ですが、寒帯性の観賞魚が好む温度を維持するのはそれよりも大変です。
このように観賞魚も様々な環境に生息していますが、ここでは現実的に個人が手に余るような機材を使うことなく飼育できる種類を中心に解説していきたいと思います。
もっとも親しみやすい種類と言えば、やはり金魚ではないでしょうか。大きすぎず小さすぎず、特に金魚すくいでもおなじみに美しい赤い色をした和金などは、国民的観賞魚と言っても良いかもしれません。
金魚の利点は安価で入手しやすく、メダカに比べて丈夫で飼いやすいということがあげられます。さらにとても長生きです。
一方で、少し大きめの水槽が必要なこと、そして、病気にかかりやすいというのが弱点です。池で育てる場合にはネコのいたずらに注意が必要です。
メダカは他の観賞魚にはない特別な風情を持つ素晴らしい観賞魚です。大切に育てると実に味わい深い色彩を見せてくれます。
小さな水槽でも飼育できる種類ですが、水の汚れや薬品類には弱く、飼育は他の観賞魚ほど簡単というわけではありません。
自然界では絶滅寸前になっているほどですので、丁寧にやさしく管理してあげることが大切です。
熱帯魚は主に、南米、アフリカ、東南アジアなどに生息する淡水魚のことです。保温器具を付けるだけで簡単に飼育することができます。
世界の河川には金魚やメダカよりもはるかに丈夫な種類がいくらでもいますので、そのような種類を選びさえすれば、初心者の方にもぜひおすすめしたい観賞魚と言えます。
ただし、熱帯魚の中には、ピラニアのように鋭い歯や、毒バリを持つもの、さらには数百ボルトの電撃で攻撃してくる種類までいますので、飼育を始める前には十分な確認が必要です。
錦鯉はたいへん長生きで、しかも美しい、実に理想的な観賞魚です。良く慣れますので、かわいさもひとしおです。
水槽の大きさに合わせて成長が止まるため、60センチくらいの水槽でも飼育することはできますが、やはり錦鯉は池で飼育してこそ、本当の魅力を発揮します。
その美しい色彩を引き出すにはエサが重要です。コイの種類や年齢に合わせて適切なエサを選びます。
観賞魚の世界においては海水魚というと一般的に熱帯の海に生息する海水魚を指しますが、近海で採取できる海水魚も同様に飼育することができます。
ボラやハゼなど、河口付近に生息する海水魚は丈夫で飼いやすく、観賞魚の入門種としてもおすすめです。
しかしながら外洋に生息する海水魚の飼育はとうてい初心者向きとは言えません。できれば十分な知識と経験を得てから取り組まれることをおすすめします。